●田中歯科月信(2022.12月号)

筋肉量のセルフチェック

・筋肉量が低下することがフレイル(虚弱)の原因の一つとなります。
この筋肉量の減少をサルコペニアと呼んでいます。
筋肉量をチェックする方法として「指輪っかテスト」があります。

親指と人差し指で輪っかを作り、ふくらはぎの一番太いところを囲みます。
それで、「筋肉の減少がないか」をチェックできます。
指輪っかでふくらはぎを囲んだ時に

囲めない → ちょうど囲める → すき間ができる

の順にサルコペニアの可能性が高くなります。



●田中歯科月信(2022.11月号)

オーラルフレイルのセルフチェック

オーラルフレイル:口腔機能の衰え

□半年くらい前と比べて硬いものが食べにくくなった 「はい」なら2点

□お茶や汁物でむせることがある           「はい」なら2点

□義歯を入れている                 「はい」なら2点

□口の渇きが気になる                「はい」なら1点

□半年前と比べて外出が少なくなった         「はい」なら1点

合計点数 0-2点:オーラルフレイルの危険性は低い

      3点  :要注意

      4点以上:危険性あり


11月10日 (公社)日本歯科先端技術研究所月例勉強会



●田中歯科月信(2022.10月号)

オーラルフレイルとは

オーラルフレイルとは、噛んだり、飲み込んだり、話したりする口腔機能が衰えることを指し、早期の重要な老化のサインとされています。噛む力や舌の動きの悪化が食生活に支障を及ぼしたり、滑舌が悪くなることで人や社会との関わりの減少を招くことから、全体的なフレイルとの深い関係性が指摘されています。

オーラルフレイルは、「噛む」「飲み込む」「話す」などの口腔機能が加齢などにより衰えることが原因となります。
食べこぼしや軽いむせ、固いものが噛みにくい、滑舌の悪化、口の中が乾くなどの症状が現れます。噛む力が衰えて固いものが食べにくくなると、やわらかいものばかり食べるようになり、噛むために必要な筋力がさらに低下し、さらに噛む力が衰えるといった悪循環に陥りやすくなります。
結果的に口腔機能の衰えは、食欲の低下、さらには全身の機能低下(サルコペニアや低栄養など)へと進み、要介護状態へとつながる可能性があります。

※「フレイル」とは:「虚弱」の意味で、筋力や心身の活力が低下し、生活する力が衰えていく状態を指します。


10月6日 (公社)日本歯科先端技術研究所月例勉強会



●田中歯科月信(2022.9月号)

サルコペニアとは?

 加齢に伴って筋肉量と筋力が低下することです。サルコ(筋肉)ぺニア(減少)の造語です。
 サルコペニアの割合は65歳以上の人で23%から35%と言われています。
サルコペニアの原因は、加齢によるもの、またエネルギーやタンパク質の食事摂取不足にあるといわれています。
サルコペニアによって、身体活動量の低下や様々な疾患への影響が懸念されます。


9月8日 (公社)日本歯科先端技術研究所月例勉強会で講義



●田中歯科月信(2022.8月号)

子供さんの乳歯が抜けたら?

 子供の乳歯が抜けたときのその抜けた乳歯の扱いについては、古くから国内外でいろいろな風習があるようです。
 日本では、上の歯は屋根に投げ、下の歯は縁の下に放るというような風習が各地にあります。
天井や床の下には昔はネズミがよくいたので、次に生えてくる永久歯がネズミの歯のように丈夫になるようにとの願いをこめたのでしょう。
 欧米では、抜けた歯を枕の下に入れて寝ると夜の間に妖精がその歯をとり、代わりに贈り物やお金を置いていくという言い伝えがあるそうです。


8月4日 (公社)日本歯科先端技術研究所月例勉強会



●田中歯科月信(2022.7月号)

山口県の学校等検診での統計結果の推移

(山口県歯科医師会の保健統計から)

●5歳児のむし歯のない人
  H.22年度46% R.元年度61%

●小学生におけるむし歯のない人(永久歯)
  H.22年度76% R.元年度82%

●中学生におけるむし歯のない人
  H.22年度51% R.元年度65%

●12〜14歳児における歯肉炎に罹患していない人
  H.22年度75% R.元年度79%

以上のように学齢期の児童・生徒のむし歯や歯周病に罹患している人の割合はこの約10年間で徐々に減少してきているようです。




●田中歯科月信(2022.6月号)

プレッシャーに打ち勝つ方法とは?

イギリスの大学の研究チームは、「私はもっとよくできる」「まだまだがんばれる」などと実際に声を出して自分を鼓舞すると、より良い結果につながりやすいと指摘しています。

同研究チームは、強いプレッシャーがかかるオンラインゲームに挑戦する際、@イメージトレーニング A自分への励ましの言葉 B綿密な作戦のうち、どれが効果的であるか実験。

その結果、声を出して自分をはげますと高いスコアが出る傾向がみられたということです。ちなみに「100点がとれる」といった具体的な数値目標を宣言しても、あまり効果はないそうです。




●田中歯科月信(2022.5月号)

唾液力を高め、お口の健康を保とう。

マッサージや口腔内の運動の例

・耳下腺:こめかみの下の頬を上下左右に動かす/p>

・舌下腺:口の中で舌を前後、左右に動かす(特に舌の先端を下側に押す)
 顎の先のとがった部分の内側を指で押す

・顎下腺:顎の下の骨の内側の柔らかい部分を円を描くように指先でほぐす

*お風呂で湯船につかるなど、全身の血の巡りが良くなりリラックスした状態でやると効果的




●田中歯科月信(2022.3月号)

妊娠中はお口のトラブルが起こりやすい

妊娠中は、女性ホルモンの作用で、唾液がネバネバしてお口の中を洗い流す作用が低下し、お口の細菌が増殖・変化して虫歯や歯肉炎になりやすくなります。
つわりのために歯磨きができない、食事の回数が増えるなど、お口の環境を悪化させる要因も増えてリスクが高まります。
妊娠中は体調不良などで、日常生活での制約が多くなり、お口のケアが不十分になりがちです。


3月6日:休日診療当番医

3月3日:(公社)日本歯科先端技術研究所月例勉強会



●田中歯科月信(2022.2月号)

口腔機能低下症

口の中の元気が低下した状態で、栄養の偏りやエネルギーの不足になり、全身の健康に悪影響を及ぼします。下のような症状が出てきたら要注意です。

〇食べ物が口に残るようになった

〇硬いものが食べにくくなった

〇食事の時間が長くなった

〇食事の時にむせるようになった

〇薬を飲みこみにくくなった

〇食べこぼしをするようになった

〇滑舌が悪くなった


2月6日:休日診療当番医



●田中歯科月信(2022.1月号)

あけましておめでとうございます。

新しい年が皆様にとって素晴らしい一年になりますように。


元気な人に共通する「長生きの4つの習慣」

1.栄養バランスのとれた食事

 特に魚を中心とする動物性たんぱく質と大豆、海藻、緑黄色野菜

2.腹八分目

 腹八分目の食事で内蔵脂肪の蓄積を防ぐ

3.有酸素運動

 体に酸素を取り入れながらじっくり行う運動 ウオーキング、水泳、自転車こぎなど

4.気持ちを前向きに

 嫌なことがあっても気持ちを切り替えて前向きに(DIAMOND onlineから)





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