●田中歯科月信(2007.12月号)
「歯が抜けて あなた頼むも あもあみだ」一茶
江戸時代の俳人、小林一茶の句です。 一茶は元来歯が弱かったようで、50才を前にしてすべての歯を失ったと言われています。 最後の一本の歯が抜けてしまったころ、上記のような句に自分の気持ちを託しています。 歯のすべてを失ってようやく、噛むことの大切さを悟ったのか、あとは 阿弥陀佛の慈悲にすがるしかないという心境になったのでしょうか。
12/1,12/2 日本口腔インプラント学会中四国支部 学術大会(高松)で講演
●田中歯科月信(2007.11月号)
よく噛んで、アンチエイジング
現代の日本人の食事をする時の咀嚼の回数は戦前と比較すると、6割も減少しているといわれています。
「よく噛む」ことは下記のような効用があると考えられています。
1. よく噛むことで、脳が活性化する。
2.「噛むこと」で心も体もリラックスする。
3. よく噛んで食べれば、肥満の防止になる。
4. よく噛めば唾液の分泌が増加する。
11/17 (社)日本歯科先端技術研究所 山口研究会に出席
●田中歯科月信(2007.10月号)
歯周病と糖尿病
糖尿病の管理がよくできていない歯周病の患者さんは、いくら治療をしても歯周病がなかなかよくならないことをよく経験します。また、歯周病を治療することで糖尿病が安定することもあります。
感染症に弱い糖尿病患者が歯周病にかかりやすいだけでなく、歯周病になると糖尿病の症状が悪化するなど、互いに影響を及ぼし合っていることが明らかになってきています。
10/17 JEMS勉強会で講義
●田中歯科月信(2007.9月号)
歯ぎしり
歯軋り(はぎしり)は人によっては、意識して強く歯を噛みしめたときの数倍から数十倍もの力になることもあるといわれています。
重症な時には以下のような弊害が出てくる可能性があります。
1、歯が割れる。2、詰め物等が壊れる。
3、 顎関節症の原因となる。4、歯周病の原因となる。
次のような場合には歯軋りの治療が必要となることがあります。
1、歯が割れたり欠けたりした。
2、顎の関節や筋肉がよく痛む。
3、歯周病がある。
9/9 (社)日本歯科先端技術研究所定期研修コースで講演
「ITIインプラントの基礎と臨床」
●田中歯科月信(2007.8月号)
誤嚥性肺炎を知っていますか?
お口の中の物が誤って気管内に入り込む事によって起こる肺炎の事です。
特にお年寄りに多く起こり、脳血管障害を持つ人の死因の30%を占めるというデータもあります。
予防のためには、お口の中を清潔にして細菌の量を減らすことが最も大切と言われています。
8/19 3DCT研修会受講
●田中歯科月信(2007.7月号) スポーツマウスガードとは?
特に体の接触を伴うスポーツをする時にお口に装着するマウスピースのことです。口や歯、顎のケガを防ぐだけでなく、顔面への衝撃による頭部への振動を減らす効果もあります。
次に示すようなスポーツによく使用されています。 アメリカンフットボール、ラグビー、空手、ボクシング、ハンドボール、柔道、レスリング、相撲、ホッケー、ウェイトリフティングなど。
7/1 MDIインプラント研修会(名古屋)受講
7/29 3DCT研修会受講
●田中歯科月信(2007.6月号) 山口県民の歯の状態(平成18年度の統計)
・ 歯が20本以上残っている人
60代:60% 70代:30% 80代:8%
・ 歯周病にかかっている人
20代:70% 40代:80% 60代:80%
・ 3才児でムシ歯のない人の割合
70%(全国平均:60%)
・ 12才における一人平均のムシ歯数
1.8歯(全国平均2.7歯)
6/17 日本口腔インプラント学会認定医教育講座を受講(東京)
●田中歯科月信(2007.5月号) 合い言葉は”8020”
80歳で20本の歯を残す、それが“8020”運動です。成人の歯の数は32本です。80歳になると、現在の平均では5本しか残っていません。
上下の歯をバランスよく20本残そうというのがこの運動です。
「いつまでも丈夫な歯を保とう」というこの取り組みが現在展開されています。
5/20 「Mytis インプラント アドバンス セミナー」(東京)で講演
ちょっとアドバンスなインプラント臨床のためにー
●田中歯科月信(2007.4月号) 口の中の「がん」
・ 口の中のがん(口腔ガン)は全身のがんの中で2~3%の率で発生
・ 発生する年齢:40~80才で98%,なかでも60~70才が60%
・ 危険因子:喫煙と飲酒,特に両方を同時にたしなむと危険度が増す
・早期発見:治りにくい口内炎,口の中の白や赤の斑点など.歯科医に相談
木曜午後はインプラント等の手術日となっています。
4/15 日本口腔インプラント学会中国・四国支部総会
●田中歯科月信(2007.3月号) 歯の再生 最近東京理科大学の研究で、マウスの胎児から取り出した将来歯になる細胞を培養して歯の「芽」を作り、それをマウスの顎に移植することにより、歯を再生できたとすることがセンセーショナルに報道されました。これに関する研究は数年前から歯科の研究者によってもなされており、かなり実用に近いところまで迫っているようです。しかし、まだ超えるべき多くのハードルがあり、今すぐ人間に応用されるという訳ではなさそうです。
3/7 山口県矯正歯科研究会例会で発表
ケースプレゼンテーション
●田中歯科月信(2007.2月号) こんな病気が歯を悪くする!
2/4 松本歯科大学校友会学術研修会で講演(松山)
●田中歯科月信(2007.1月号)
あけましておめでとうございます。
2007年が皆様にとって 素晴らしい年でありますように
インプラントの近未来
※1は遺伝子は既に確定されている。2,3については既に一部臨床応用されており、当院でも症例に応じて実施している。
1/20 日本歯科先端技術研究所新年講演会(宇部)に出席