●田中歯科月信(2008.12月号)
意外に含まれている砂糖
普段なにげなく口にしている食物には意外と砂糖が含まれているものです。摂り方によってはむし歯のリスクを増すことにつながりますので注意しましょう。 以下、スティックシュガー一本(8g)に換算して。
1,スポーツドリンク500ml:4本分
2,炭酸飲料500ml:7本分
3, カステラ50g:3本分
4, ヨーグルト:2本分 5,アイスクリーム:3本分
・12/6.7 日本口腔インプラント学会中四国支部学術大会にて講演
「当院におけるインプラント治療のインフォームド・コンセントについて」
●田中歯科月信(2008.11月号)
よく噛んで、アンチエイジング
現代の日本人の食事をする時の咀嚼の回数は戦前と比較すると、6割も減少しているといわれています。 「よく噛む」ことは下記のような効用があると考えられています。
1. よく噛むことで、脳が活性化する。
2.「噛むこと」で心も体もリラックスする。
3.よく噛んで食べれば、肥満の防止になる。
4.よく噛めば唾液の分泌が増加する。
・11/15.16 日本歯科医学会総会で講演(横浜)
「インプラント装着患者と義歯装着患者の咀嚼力の比較について」
●田中歯科月信(2008.10月号)
メタボリックシンドロームの予防と改善
まずは食習慣の改善から。
1.間食を減らし、食事は腹八部目でやめることを心がける。
2.しっかりと噛んで食事をする。(ひと口30回噛む)
3.ひと口で口に入れる量を少なくする。
よく噛むための土台となる歯の健康が大事です。
・10/19 MYTISインプラント アドバンスセミナーにて講演(名古屋)
●田中歯科月信(2008.9月号)
妊娠と歯科治療
妊娠中は通常の場合と違い、注意しなければならない点がいくつかあります。
1. 治療の時期 2〜3ヶ月、8ヶ月以降は不安定な時期なので応急的な処置にとどめる。5〜8ヶ月の間に治療は済ませたい。
2. 薬剤やレントゲン検査 まれに胎児に影響を与えることがある。 妊娠している可能性のある方はその旨お申し出いただくことが大切です。
・9/12〜14 日本口腔インプラント学会(東京)で講演
・9/21 (社)日本歯科先端技術研究所で講義(東京)
●田中歯科月信(2008.8月号)
骨粗しょう症と歯科治療
骨粗しょう症の薬剤治療中の方が抜歯などの外科的治療を受ける時には注意が必要です。 骨粗しょう症の治療に使用される薬剤のなかで「ビスホスホネート」系の薬剤を長期使用している人が抜歯等の外科治療を受けた時に、まれに抜歯した後の治りが悪く骨の露出、壊死等がみられるというような症状があることが報告されています。 骨粗しょう症の治療を受けている方はその旨お申し出いただくことが大切です。
・8/7(社)日本歯科先端技術研究所月例勉強会表
●田中歯科月信(2008.7月号)
食中毒を防ぐ三つのポイント
1.病原体をつけない
・正しい手洗い
・食べ物を良く洗う
・台所や冷蔵庫の中を清潔にする
2. 病原体をふやさない
・消費期限のすぎた物は使わない
・ 冷蔵庫の中に食べ物をつめすぎない
・ 料理したあと、早めに食べる
・ 肉や魚は、買ったあとすぐ冷蔵庫に
3. 病原体を殺す
・ しっかり熱を加える
・ 料理に使う器具、特に「ふきん」や「まな板」はよく洗ってかわかす
・7/2:山口県矯正歯科研究会例会で症例発表
●田中歯科月信(2008.5月号)
顎関節症
顎の関節に下記のような症状を呈する病気で、2人に1人が何らかの症状を経験しているといわれています。
1. 口があけにくい。
2. 関節に痛みがある。
3. 顎の関節に口の開閉時に音がする。
最近、増加傾向にあるといわれており、治療が必要なときは下記のような治療がなされます。
1. 咬みあわせを修正する咬合治療
2. 薬物療法
●田中歯科月信(2008.4月号)
唾液の働き
自浄作用:食物残渣の貯留を防ぐ
湿潤作用:乾燥を防ぎ、咀嚼・嚥下を助ける
味覚の媒体:味覚感覚を助ける
消化作用:アミラーゼによりでんぷんを消化する
抗菌作用:口腔細菌をコントロールする
排泄作用:有害物質を希釈・無害化する
緩衝作用:生理的PHに保つ
●田中歯科月信(2008.3月号)
心肺蘇生の手順(A.B.C)
意識と呼吸が無くなった人に遭遇したら?
まず119番で助けを呼ぶ!
A.気道の確保
頭を後ろに反らせ、下顎を上に持ち上げる。
B. 人工呼吸
正常な呼吸が無いときには鼻をつまんで口から息を吹き込む人工呼吸を2回行う。
C. 心臓マッサージ
左右の乳首の真中辺りを胸部が4〜5cmくらい沈むまで下に押す。1分間に100回のテンポで。
●田中歯科月信(2008.2月号)
お口の老化を防ぐには?
1.よくかむ
よくかむことで唾液の分泌が促進される。 唾液にはお口の中の細菌の増殖を抑えたり、お口の粘膜を若返らせたりする作用もある。
2. ストレスをためない。
ストレスにより唾液が減少したりお口の中の抵抗力が低下するといわれている。
3. お口の周りの筋肉を鍛える。
よくかむことや簡単なお口の周りの筋肉の「体操」で筋肉が鍛えられる。
●田中歯科月信(2008.1月号)
あけましておめでとうございます。
2008年が皆様にとって素晴らしい年でありますように
歯科医療の夢は?
歯科医療の近未来のトピックスはなんといっても歯の再生でしょう。顎の骨の中にある、将来「歯になる運命にある細胞」(幹細胞)をとりだして培養したものを歯を失った顎の中に移植することで自分の歯をはえさせる技術が実用化されつつあります。 また、昨年発表された万能細胞作製のための新手法の開発により幹細胞がより容易に得られる可能性が高まってきています。
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