●田中歯科月信(2011.4月号)
現代人の顎骨は小さくなったか?
現代人は、昔の人と比べて顎が小さくなったといわれてきました。しかし、最近興味ある研究が発表されました。
それは「縄文人と現代人の顎の大きさは同じ」という、今までの常識を覆す研究結果です。
それによると「縄文人と現代人の下顎骨をCTスキャンした数字を比較した結果、歯列の幅は縄文人が広かったが、骨体の幅は縄文人、現代人ともほぼ同じでした」とのことです。
この原因については、「現代人では臼歯本来の役割であるすり潰しながら噛む運動がきわめて少なくなっているため」に歯列の幅が狭くなってきていると分析されています。
木曜午後はインプラント等の手術日となっています。
4月 14日:日本歯科先端技術研究所月例会で講義(宇部)