●田中歯科月信(2016.12月号)

口腔カンジダ症(抵抗力が低下しがちな高齢者は特に要注意)

症状:カンジダ菌が原因となり、口腔内の疼痛、白苔、発赤など下記のような
いろいろな症状を示します。

  • 舌がヒリヒリしたり、赤く腫れている。
  • 味覚がおかしい。
  • 口の中が渇きやすい。
  • 口の中で不快感がある。
  • 口の中や舌に白い斑点ができている。
  • 口角が切れて痛い。

治療:カンジダ菌の検査をして、カンジダ菌が原因のときには抗真菌薬を使用します。
高齢者や特に寝たきりの方は注意が必要です。


12月1日 (公社)日本歯科先端技術研究所月例勉強会

木曜午後はインプラント等の手術日となっています。



●田中歯科月信(2016.11月号)

誤嚥性肺炎とは

誤嚥性肺炎とは、細菌が唾液や胃液と一緒に肺に流れ込んでしまうことで起こる病気です。
誤嚥とは、何かを食べたり飲んだりした時にそれが食道に入らず、気道に入ってしまうことをいいます。
元気な人でも何かの拍子に食べ物や飲み物が気管に入ってしまい、むせてしまうことがあります。しかし健康な状態であれば、「ケホケホ」と咳き込むことで気管に入った物を出せます。
しかし吐き出す力が弱くなっている場合、気管に入ったものを出すことができません。そのため、細菌が肺に入って繁殖してしまうのです。
食べ物や飲み物による誤嚥のほか、夜寝ている時に口の中で繁殖した細菌を誤嚥してしまったり、吐瀉物をうまく吐き出せずに気管に吸い込んでしまったりした時に起こることもあります。
家庭での誤嚥性肺炎の予防には下記の2点が大事といわれています。

1. 食後はすぐには横にならないこと。。

2. お口の中の雑菌を減らすための口腔ケア。歯磨きやマウスウオッシュ。

www.ishamachi.com/?p=7063から引用・改変。


11/5,6(公社)日本口腔インプラント学会 中国四国支部学術大会(高松)

木曜午後はインプラント等の手術日となっています。



●田中歯科月信(2016.10月号)

口腔がんについて

口腔がん(口の中にできるがん)は、日本ではすべてのがんの約2〜4%をしめており、年間約6,000人の方がこの病気にかかっています。口腔がんにおいても早期発見がとても重要です。 こんな症状があったら要注意です。

1. 治りにくい口内炎がある。

2. 「しこり」、「はれ」がある。

3. 歯肉、頬の粘膜に白斑や赤班がある。

心配な時は早めに専門医に相談しましょう。


9/16〜19(公社)日本口腔インプラント学会学術大会(名古屋)

木曜午後はインプラント等の手術日となっています。



●田中歯科月信(2016.9月号)

ウオーキングのすすめ

ウオーキングは、あまり強くない強度で長く続けられる有酸素運動ですので、メタボリックシンドロームや生活習慣病の予防・解消などさまざまな健康の効果をもたらします。
動き続けるためには脂肪がエネルギー源になるので、血液中の中性脂肪の数値が下がったり、内臓脂肪や皮下脂肪が減って肥満の解消につながります。
高血圧や糖尿病、脳卒中や循環器疾患の予防・改善効果もあります。 週3〜5回、3〜4千歩が効果的と言われているようです。


9/16〜19(公社)日本口腔インプラント学会学術大会(名古屋)

木曜午後はインプラント等の手術日となっています。



●田中歯科月信(2016.8月号)

亜鉛のパワー

亜鉛は体に欠かせないミネラルの一つです。
主な働きは、細胞の活性化や修復。口腔内のトラブル、口内炎や火傷などは亜鉛をしっかり摂ることで修復を助けます。
ミネラルは体内で増えることがないので、積極的に食事から摂る必要があります。
また亜鉛は味覚にも大きく影響します。不足すると味の濃いものが欲しくなる傾向が出ることもあります。
@亜鉛を多く含む食品:牡蠣、レバー、牛肉、卵、切干大根など


8/4 (公社)日本歯科先端技術研究所月例研修会

木曜午後はインプラント等の手術日となっています。



●田中歯科月信(2016.7月号)

歯磨き剤のご注意

最近、顆粒(小さな粒々)を配合した歯磨き剤(例えば「花王クリアクリーン」)を使用されている方が増えているようです。
この粒々の顆粒は、お口の中で溶けないで長い時間残留することがしばしばあるようです。
そして歯と歯茎の間の隙間(歯周ポケット)に入り込んで、歯肉を傷める恐れのあることが、歯周病学会やインプラント学会でも指摘されています。
特に歯周病やインプラントの治療中またはメンテナンス中の方は、顆粒入りの歯磨き剤は避けられたほうがよいと思います。


7月2、3日 (公社)日本歯科先端技術研究所合宿勉強会(下関)

木曜午後はインプラント等の手術日となっています。



●田中歯科月信(2016.6月号)

みにくいアヒルの子?

乳歯から永久歯への生え替わりの時期のことを、アグリーダッキングステージ(みにくいアヒルの子の時期)といわれています。
みにくい「アヒルの子」だといじめられていた白鳥の赤ちゃんが、やがて真っ白な白鳥になって大空に飛び立っていくという寓話から名付けられたものです。
6歳頃からは、乳歯が抜けたり永久歯が生えたりして、お口の中が凸凹の状態になります。この時期は「歯垢」が残りやすくむし歯が出来やすいので注意が必要なのです。


6月19日 (公社)日本歯科先端技術研究所学術講演会(名古屋)

木曜午後はインプラント等の手術日となっています。



●田中歯科月信(2016.5月号)

事故などで歯が抜けた時は?

歯が抜けても「植え直す」(再植)ことで多くの場合は生着します。
その歯が将来も長く役立つかどうかを左右するのは、抜けてから「植え直す」までの保存状態です。 その保存状態が、最も大事な歯の根っこを包んでいる膜(歯根膜:しこんまく)の生死を左右するからです。

  • 抜けても多くの場合は生着するので拾って歯科医院に持参しましょう。
  • できるだけ早く
  • 素手で歯根を触らないで
  • 乾燥状態にしないで、手近に牛乳があれば牛乳に入れて
    (歯の保存液として身近で一番優れているのは牛乳です。)
  • 牛乳がない時はお口の中に入れて
      (唾液が保存液の代わりをします。)

5月8日 公社)日本歯科先端技術研究所定期研修コース(東京)で講義

木曜午後はインプラント等の手術日となっています。



●田中歯科月信(2016.4月号)

大きい手術やがん治療の前にはお口のケアを。

お口の中には多くの細菌が生息しています。普段は悪さをしない細菌でも、手術や抗がん剤治療、あるいは放射線治療などを行うことで一時的に全身の抵抗力が弱まったとき、肺炎や重症の口内炎などの様々な合併症の原因となって、手術後の治りが悪くなることがあります。
しかし、体の治療を始める前に、あらかじめお口のケアを行い、細菌数をできるだけ少なくすることで、合併症のリスクを減らすことができます。


4月21日(公社)日本歯科先端技術研究所月例研修会

木曜午後はインプラント等の手術日となっています。



●田中歯科月信(2016.3月号)

歯周病と糖尿病

糖尿病の管理がよくできていない歯周病の患者さんは、いくら治療をしても歯周病がなかなかよくならないことをしばしば経験します。また、歯周病を治療することで糖尿病が安定することもあります。

感染症に弱い糖尿病患者が歯周病にかかりやすいだけでなく、歯周病になると糖尿病の症状が悪化するなど、互いに影響を及ぼし合っていることが明らかになってきています。


3月5,6日(公社)日本歯科先端技術研究所講演会(東京)

木曜午後はインプラント等の手術日となっています。



●田中歯科月信(2016.2月号)

インフルエンザの予防

最大の予防法は、流行前にインフルエンザワクチンの接種を受けることです。
ワクチンの接種で、インフルエンザに感染しにくくなりますし、かかったとしても軽い症状ですむことが証明されています。
現在、日本では新型インフルエンザの流行はみられませんが、今までかかっていない人や、ワクチンの接種を受けていない人は、受けておいたほうがよいでしょう。

日常生活における予防法

・人ごみを避け、外出時にはマスクを着用しましょう。

・帰宅時には「手洗い」「うがい」をしましょう。

・栄養と休養を十分にとりましょう。

・室内では加湿と換気をよくしましょう。


2月28日 (公社)日本歯科先端技術研究所新年講演会(宇部)

木曜午後はインプラント等の手術日となっています。



●田中歯科月信(2016.1月号)

あけましておめでとうございます。

  2016年が皆様にとって

    素晴らしい年でありますように。

よく噛んで、アンチエイジング

現代の日本人の食事をする時の咀嚼の回数は戦前と比較すると、6割も減少しているといわれています。 「よく噛む」ことは下記のような効用があると考えられています。

1. よく噛むことで、脳が活性化する。

2.「噛むこと」で心も体もリラックスする。

3.よく噛んで食べれば、肥満の防止になる。

4.よく噛めば唾液の分泌が増加する。


1月31日 (公社)日本歯科先端技術研究所 軽度認知障害支援研修会(東京)

木曜午後はインプラント等の手術日となっています。



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