●田中歯科月信(2019.10月号)
睡眠時無呼吸症候群(SAS)について
睡眠中に10秒以上の呼吸停止が、1時間あたり5回以上ある状態を「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」といいます。
1,症状
睡眠時無呼吸症候群の患者さんの多くはいびきをかきます。また、深い睡眠が得られないことから、昼間に眠気が強い、集中力が低下する、体がだるい、朝の目覚めがすっきりしない、といった症状があります。そして夜間の酸素不足がひどいと不整脈を起こしたり、心不全の原因になります。
2,症状が重くなると
1時間あたりの無呼吸が20回以上に達するような重症になると寿命が短くなり、心筋梗塞や脳梗塞を発症する可能性が高くなると報告されています。
3,検査
睡眠時の無呼吸の有無や重症度、睡眠の深さなどを調べる検査がありますので、気になる方は病院で検査してもらいましょう。
10月19,21日 (公社)日本口腔インプラント学会専門医研修会
木曜午後はインプラント等の手術日となっています。